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高齢者の水分補給におすすめ飲み物ランキング【熱中症対策】

2021年の熱中症患者は47,877人!

総務省の発表によると2021年の5月から9月までの熱中症による救急搬送人員は47,877人にのぼるとか。毎年6月から熱中症患者が急激に増え、そのうち50%以上が高齢者であることが確認されています!

近年ではマスクをして過ごすことも多くなり、「水分補給をするタイミングを失ってしまう」ということも増えています。熱中症は命を落とすリスクがある非常に危険なものですので、その対策として水分補給は必須。

そこで本記事では高齢者の方が飲みやすく、熱中症対策ができるおすすめの飲み物を紹介しています。自治体として、介護施設として、高齢者が多い施設として高齢者を守る立場にもある方も参考にご覧ください。

目次

水分補給で”してはいけない事”

カフェインが多いと逆に脱水に?

カフェイン

カフェインを摂取すると血管が拡張し、血液量を増加させる効果があります。それに伴って尿の生成量も増えてしまうため、利尿作用が強く働いてしまいます。せっかく飲んでも尿として水分が排出されやすくなってしまうので熱中症対策になりません。

また、尿意がなくともカフェインには中枢神経興奮剤の役目があるので汗をかきやすくなり、そこからも水分が出ていってしまいます。高齢者の方は気づかずに脱水症状になることもあるので注意が必要です。

アルコールを摂取する

アルコール

アルコールにも利尿作用があります。お酒を飲んでトイレに行くとその後頻度が多くなってしまうという人も少なくないのではないでしょうか?

利尿作用だけでなく、アルコールを体内で分解するにも多くの水分を必要とするのでしれずと脱水状態になってしまうことも。水分補給=お酒は笑えないジョークなのでやめましょう。

水分補給で気をつけること

こまめに水分補給をする

高齢者の方は体内の水分量が少なく、暑さやのどの渇きを感じにくい為、自分の感覚に関係なく定期的に水を飲む習慣をつける事が大切です。寝たきりの場合は、介護者の方が定期的な時間で水分を摂らせるようにしましょう。まだまだ活発な高齢者の方も、腕時計で時間管理をして飲むタイミングを決めておくと良いでしょう。

ゼリータイプの水分補給も良い

水分補給は水やお茶、スポーツドリンクといった液状の物を飲むだけにとどまりません。ゼリータイプの飲料もあるので摂取しやすい物を選ぶのが良いです。

ミネラルを同時に摂ろう

ミネラルは、カリウム・ナトリウム・カルシウム・鉄などなど16種の成分の総称となります。水分補給で水だけを摂取してもミネラルが不足すると熱中症を引き起こしてしまいます。

ミネラルが不足すると「筋肉が攣る」原因にもつながります。もし、激しい運動をしている訳でないのに足を攣ってしまったといったことが起きるならミネラル不足を疑っても良いでしょう。

高齢者の水分補給おすすめ飲み物ランキング

1位 大塚製薬「ポカリスエット」

ポカリスエットの成分は汗の成分に似せて作っており、失われた水分を素早く補う事が出来ます。体液に近い成分のメリットとしては、普通の水よりも体内に残りやすく長時間身体を潤う事ができる点です。味は少し甘いので運動時に飲む場合は少ししつこく感じてしまうかもしれません。

2位 大塚製薬「経口補水液OS-1」

OS-1は経口補水液であり、下痢、嘔吐、発汗の脱水症状の治療にも用いられています。日常的に飲むというよりは脱水症状が現れ始めた方におすすめです。夏場のもしもの時のためにストックしておくことをおすすめします。

夏場・冬場関係なく、防災グッズの一環としても家にあった方が良いですよ。

3位 サントリー「グリーンダカラ」

グリーンダカラは水分とミネラルの補給が出来るので熱中症対策におすすめの飲み物の一つです。浸透圧が調整されている為、吸収速度も考慮されています。アクエリアスやポカリスエットよりも多少スッキリとしており飲みやすいです。

4位 コカコーラ「アクエリアス」

アクエリアスはスポーツをして失った水分を補う事を前提に作られている為、水分補給とミネラルの補給を同時に行うことが出来ます。また、味もスッキリしていて作業や運動で疲れた身体で飲んでも美味しく感じる事が出来ます。クエン酸も入っている為、疲労回復効果も少しながら見込むことができます。

4位 サントリー天然水「うめソルティ」

サントリー天然水で作られた梅の味が香る飲料水です。梅味なのでスッキリ飲みやすく、甘すぎないのが特徴です。ミネラルも取れるのでシーンを選ばないのも嬉しいポイント。

6位 KIRIN「ソルティライチ」

ソルティライチは水分補給と同時に塩分補給が出来るので、熱中症対策におすすめです。夏場は圧倒的人気で公園近くやスポーツ施設では売り切れになっていることも珍しくありません。メインシーズンの前に箱買いしておくのが賢明。

7位 コカ・コーラ「やかんの麦茶」

やかんの麦茶はすっきりとした味わいで作業やスポーツ時に飲んでも口の中にしつこさが残ることがありません。飲料水の中でも650mlと大容量なため、夏場のレジャーにピッタリでしょう。塩タブレットと同時にとることにで熱中症リスクの軽減が期待できます。

8位 伊藤園「健康ミネラル麦茶」

熱中症対策には不向きなカフェインが入っていない、ミネラルが入っているので熱中症対策におすすめな飲み物です。すっきりした味わいなので食事と合わせて飲むことができます。ペットボトル容量は600mlと大きめで水分補給にピッタリ。コスパ的には2Lペットボトルを買った方が良いです。

9位 pokka「北海道コーン茶」

熱中症対策には不向きなカフェインが入っていない為、おすすめです。コーンのほのかな甘味と香ばしい香りが特徴的な飲み物です。熱中症対策の飲み物としては優秀ですが、店頭では見つけにくいという点が難点です。

10位 伊藤園「からだにいいこと黒豆茶」

熱中症対策には不向きなカフェインが入っていない為、おすすめです。厳選された黒豆を使っている為、豆の香ばしい香りと味わいでいつでも飲める商品です。

11位 アサヒ「ルイボスティー」

麦茶の香ばしさや後味が苦手、もしくは飲み飽きた人はルイボスティーはいかがでしょうか。スッキリした紅茶の風味が特徴で多少緩くなっても飲みやすいです。「紅茶は甘党に限る!」という方はちょっと苦手かもしれません。

高齢者におすすめのゼリー飲料

大塚製薬 ポカリスエットゼリー

森永 アクトウォーター

meiji アクアサポートゼリー

ハウス食品 お水のゼリー マスカット味

ヨコオデリフーズ 経口補水液 水分補給ゼリー

高齢者におすすめの熱中症対策グッズ

携帯型熱中症指数・乾燥指数計

熱中症の警戒度が上がるとLEDとブザーで知らせてくれる商品です。上述したように高齢者の方は暑さへの感覚機能が低下している傾向にあり、成人に比べて危ないと感じるまでに時間が必要になります。警戒度が高さを目視で確認することが出来るので、外出する際はもっておいて良いかもしれません。

首掛け扇風機

ハンズフリーの設計で首元から送風し続けてくれる優れものです。熱中症が起こりやすい環境としては無風の状態というものがありますが、対策することが出来ます。暖かくなってきた季節の散歩などには持って行ってみてはいかがでしょうか。

冷感タオル

水分を含ませて振るだけで、ヒヤッと冷たい肌触りになります。冷やしてから首元等を冷やしておけば身体のほてりを抑える事ができるので熱中症対策としておすすめの商品です。保冷剤のようにぬるくなってしまったら終わりと言う訳ではなく、また水分を含ませて振るだけで冷たさが戻ってきます。

氷嚢

外出時に使用することは向きませんが、室内でも熱中症になるリスクは0ではありません。冷やす温度に関しては冷感タオルよりも冷やすことが出来ます。

スポットクーラー【工事不要】

熱中症になる高齢者の方で多いのはエアコンの未設置、未使用というケースがほとんどです。逆に言えばエアコンを使用することで熱中症に有効な対策が取れますが、エアコンは高額であり設置に工事が必要になる為すぐに入手することは難しいです。

スポットクーラーは安価で工事不要の為、購入後すぐに使用することが出来ます。熱中症対策としては割高ですが、検討してみてはいかがでしょうか。

塩タブレット

夏場になると売り切れになってしまう場合がありますが、熱中症リスクが高くなる季節の外出時には塩タブレットを持って出歩くことをおすすめしています。塩タブレットを舐めながら、日陰で休憩の時間を設けるだけでも熱中症リスクは軽減されます。

熱中症対策に気を付ける身体の変化

熱中症対策と一口に言ってもそもそもどのような体調変化が起きたら熱中症を疑うべきなのかをしっかりと知っておく必要があります。主な身体の変化としては以下のようなものがあります。

  • 発汗量が多い
  • 身体にほてりがある
  • 尿の色が濃くなっている

春先~夏場は急に気温が高くなり、熱中症になる方は多くなります。今まで熱中症になった事がなく、自分は大丈夫と思っていても油断していると熱中症にかかってしまいます。上記のような身体の変化に気を付けておきましょう。

高齢者が熱中症になりやすい原因とは

都内での去年の熱中症での死亡者の内の約90%が65歳以上の高齢者層というデータが出ています。高齢者が熱中症になりやすい、重症化しやすい原因は以下の3つが挙げられます。

  1. 体内の水分量が少ない
  2. 感覚機能の低下で暑さを感じにくい
  3. 暑さに適応する為の調整機能の低下

体内の水分量が少ない

成人の体内の水分量は体重の60%と言われており、一方の高齢者は50%と言われています。熱中症になるならないは体内の水分量と大きく関係しています。また体外へ老廃物を押し出すために成人に比べてたくさんの尿を必要とする為、成人よりも多めの水分補給が必要になります。

感覚機能の低下で暑さを感じにくい

加齢による体の機能の衰えが大きく関わっています。感覚機能が低下することによって暑さやのどの渇きを感じにくくなります。また、調整機能が衰えることによって身体に熱が貯まりやすくなる事も踏まえると「自分は大丈夫」と過信せずに生活していくことが大切です。

そもそも熱中症とは

熱中症とは、体温が上昇して水分・塩分のバランスが崩れて体温の調整が出来なくなり、けいれんやめまい等の症状を引き起こす病気のことです。

熱中症とは重症度が3段階に分かれており、主な症状は以下の表のようになっています、

対応手段症状例
Ⅰ度現場の応急処置で対応できるたちくらみ
こむら返り
大量の発汗
Ⅱ度病院への搬送が必要頭痛
吐気
倦怠感
Ⅲ度入院して集中治療が必要意識不明
痙攣
高体温

高齢者向けの熱中症まとめ

高齢者の方は成人に比べて、熱中症になるリスクが高いです。水分補給は自分の感覚ではなく、定期的に補給する習慣をつける必要がある。水分補給以外にも熱中症対策の方法はあり、熱中症対策グッズを使う、室内ではクーラーを使うです。

いかがでしょうか。今回は高齢者の方向けに熱中症対策を紹介させて頂きました。熱中症は誰もが発症するリスクはありますが、対策をしっかりとることで発症リスクを下げる事が出来ます。今回紹介させて頂いた方法を試してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

「生活に役立つ」をコンセプトに様々な商品・サービスの最適解をお届けする情報サービス。独自に設けた基準から比較評価をし、ユーザーにより良いモノを選んでもらえる体験ができるよう毎日掲載情報の精度向上に向け更新・執筆をしています。

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