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CPIレンタルサーバーの評判は?過負荷に対応できる安定サーバーを探す人へ

CPIレンタルサーバーの評判

CPIってどんなサーバー?

CPIサーバーはKDDIグループのホスティング専門ブランド。 月額料金は4000円を超えるレンタルサーバーのため、個人管理のブロガーというより、企業管理のサイト運営向けのレンタルサーバーとなっています。

SmartReleaseというテスト環境から本番環境までの移行もスムーズに行える機能を備えているため、制作時による先祖返りやアップロード不備といったトラブルを避けられるメリットも。さらにはアクセス過負荷に対応できる構造になっているため非常に高い安定性を持っています。

会社としてWEB発信にミスができない、間違いのないキャンペーンを打ち出したい、WEBマーケにとても力を入れている!という企業を支えるレンタルサーバーになります。この記事ではCPIサーバーの評判(メリット・デメリット)、料金、使い勝手について紹介していきます。参考にご覧ください。

CPIレンタルサーバー
目次

CPIサーバーの評価と向いている人・向いていない人

CPIレンタルサーバーのホームページ
https://www.cpi.ad.jp/

企業信頼の厚いレンタルサーバー

CPIレンタルサーバーの料金が高いと感じる人も多いかもしれません。おそらく、エックスサーバーやさくらレンタルサーバーといったものをよく耳にする担当者さんはそう感じているのでは?

確かに、エックスやさくらはサーバーシェア率も1〜3位を獲得している人気サーバー。しかし、それは個人利用も含まれているため、シェア率が高いのは納得できます。

一方でCPIレンタルサーバーが選ばれている背景は「極端な安さ」ではなく、「アクセス過負荷に耐えられる安定性」、「WEB制作会社でも扱いやすい要件が揃っている」、「リリースにミスが起きづらい」、「品質保証が手厚い」という4点です。

もし、ホームページはあるだけで良い、WEBへのランニングコストはできるだけ安くしたいというのであれば、ニーズに合っていませんので格安サーバーを選ぶのがベストです。

CPIサーバーが向いている人・企業

  1. リリース時刻や期間が明確に決まっている
  2. サイト集客の要なのでミスやサーバーダウンが許されない
  3. 確かな安定性とサポートを求めたい
  4. 制作〜公開までスムーズに行いたい

CPIサーバーが向いていない人・企業

  1. ホームページがあれば良い(力を入れない)
  2. リリース時刻や期間設定が緩い
  3. 毎日チェックするほど気にかけていない
  4. ランニングコストを抑えたい

WEBに力を入れてない場合は、CPIレンタルサーバーを選ぶ必要はありません。エックスサーバーやロリポップ!、さくらインターネットといったメジャーレンタルサーバーで十分と言えます。(これらのメジャーサーバーも取り扱う企業は中小〜上場まで幅が広いです)

1年間のレンタルサーバー料金比較

CPI
シェアード
ロリポップ
ハイスピード
さくら
スタンダード
XServer
スタンダード
初期費用0円0円0円3,300円
月額料金4,180円550円524円1,100円
年間料金50,160円6,600円6,288円13,200円
容量300GB350GB300GB300GB
独自SSLありありありあり
バックアップ0円330円0円0円
※外部バックアップは別途費用

1年間の利用料で見るとやはりシェア率No1~No3(安いサーバー)と比べると約4万〜4万5000円の差が生まれます。レンタルサーバーは3年間契約することが多いので3年スパンで考えると約10〜13万円の差が生まれるので軽視はできません。

ただ、利用目的が「ただ借りるだけのレンタルサーバー」と「テスト→公開までのリスク軽減ができるCPIレンタルサーバー」では異なるのでその意味を履き違えてはいけません。

CPIレンタルサーバーを選ぶメリット

短時間の超高負荷にも対応できる

CPIレンタルサーバーでは1時間に2万アクセスのあるレジャー施設の予約サイトや1日に19万PVを誇る「ぱくたそ」の運用に使われています。1時間に数万アクセスのあるサイトではレンタルサーバーじゃ到底運用できません。

また、アクセスするだけでなく、ユーザーがダウンロードなどのアクションを起こす場合はさらに負荷がかかることになります。CPIではWEBとメールのサーバーが分離させており、共用レンタルサーバーでも高いパフォーマンスに期待ができます。

また、マネージド専用サーバーではロードバランサーという負荷を分散できる機能を搭載できるので、より大型サイトを運営している人にはおすすめと言えます。

\ 実際の活用例を見ることができます /

20日間返金保証がある

レンタルサーバーでよくあるのが「10日間無料お試し期間」や「1週間無料お試し期間」です。CPIではそれの倍となる20日間の全額返金保証があります。サーバーが遅い、トラブルがあった、対応が悪いなど不安ごとがあれば解約して返金してもらうことが可能。リスクをできるだけ取りたくない企業には非常に有用なサービスと言えます。

手数料やドメイン費(個人で取得管理できるもの)は返金対象外です。

安定性が料金に反映される

安定性が料金に反映されるとは?と思うかもしれません。CPIではSLA(品質保証制度)を掲げており、もし、サーバー停止が発生し、月間のサーバー稼働率が100%未満の場合、CPIの返金基準に則りサーバー費用を返金することを行なっています。

つまり、安定性にかければその分利用料が返金されるということです。24時間365日の有人監視とデータセンターでの二重のサーバー運用監視体制という強力な管理体制であるため、そのような不備がないことに自信を持った対応とも見れます。

wwwサービス、及びメールサービスが完全に利用不能な場合

返金率1)99.99%~100%未満    5%
2)99.90%~99.99%未満    10%
3)97.99%~99.90%未満    25%
4)90.00%~97.99%未満  50%
5)90.0%未満    100%
※月額利用料を100%とした場合

返金申請は自分で行わなければいけないので忘れてたら意味がないよ!

サイト引越しも一括対応してくれる

そろそろCPIレンタルサーバーに魅力を感じてきたのではないでしょうか?さて、CPIレンタルサーバーへ引っ越しをしたいという場合にデータ移管はやはり面倒ですよね。WEB知識がない場合はデータ移管ほど怖いものはないです。CPIではサーバー引っ越しによるデータ移管サービスも無償と有償に分けて対応してくれます。

無料対応のデータ移行

  • メールアカウントの登録
  • FTP アカウントの登録
  • ウェブコンテンツの移行
  • メールソフトの設定マニュアル提供
  • FTPソフトの設定マニュアル提供

無料範囲はどんなもんなのかというと、大したことはやってくれません。それぞれ案内を受け取り作業してねといったレベルです。自身でも操作できる内容ですが、本当にWEB知識ない人からすると地獄かもしれません。ワードプレスなどのCMSで通られたサイトの引越しに関してはデータベース移管が必要なので無料で行えません!

有償対応のデータ移行

  • ウェブサイトの移行(ウェブコンテンツや DB データを移行)
  • メールデータの移行
  • CMS転移
  • Windows Server の移行

現状のサイトをCPIサーバーでもしっかり表示させたい、メールも過去のが見られるようにしたいといった要望を求めるなら有償プランを選ぶことになります。料金目安は1サイトあたり283,800円~(税込)となっています。

制作会社によってはこれよりも安くできるところもあれば、高いところもあればといった感じです。ただ、一番の安心材料はCPIサーバーの運営がCPIサーバーで稼働できるように移管してくれるので一括委託するのが無難であることは明白です。

スマートリリースで制作物の安定公開が可能に

スマートリリース
https://www.cpi.ad.jp/shared/smartrelease/

スマートリリースとはCPI独自で展開されるWEB制作物(リリースしたいもの)をスムーズに公開する機能を指します。具体的にどんなメリットがあるかというと

  • FTPのデータ移行などの管理が楽
  • 本番環境で動作しないトラブルを回避
  • メインサイトと同様の設定でテストサイトを用意できる
  • バックアップを自動処理できる

具体的には上記3つ。WEB担当者の方は意味不明と思う方もいるかもしれません。サイトをテスト環境で作り、本番環境に移行した時にサイトがうまく作動しないというのは無い話ではありません。あくまで公開までの作業は手動がほとんど。(後悔のために不要ファイルをもう一度削除したり、アップロードしたり色々ある場合があります。)

しかし、スマートリリースの機能を使えば、「テスト環境で上手くいっている!このまま本番に置き換えたい!」という願望も簡単に実行することができます。

自動バックアップで事故にも対応

公開中のファイルを消してしまった!といった致命的な事故も自動バックアップによってファイルをサルベージすることができます。自動バックアップは深夜帯公開時公開サイトからテストサイトへファイル転送時に行われるので隙がほとんどありません。他のレンタルサーバーの自動バックアップとはレベルが違うと思って良いでしょう。

CPIレンタルサーバーのデメリット・おすすめでない点

他サーバーと比べると割高

Xサーバーと比べてみた

CPIロリポップ!
料金(月額)4,180円〜550円
料金(年額)50,160円6,600円
ディスク容量300GB350GB
転送量無制限無制限

もし、事業や会社を立ち上げたばかりであったり、そもそもWEBに対して意識が低いのであれば、わざわざCPIレンタルサーバーを選ばなくて良いでのは?と考えます。日本国内のレンタルサーバーシェア率No2のロリポップ!と比べると年間費用は約43,000円も違います。

稼働を止めたくないサイトや大規模サイト、WEB集客に要を置いている企業からすれば、この料金分で安心を確保できるならむしろ安いと思うはず。ただ、そういう意識がない場合はロリポップ!などで十分と言えます。

その他のおすすめ格安サーバー
エックスサーバーロリポップ!さくらサーバーConoHa WING
月額1100円〜月額550円月額524円月額687円〜

ホームページスタートプランにはカラクリが

現在CPIではホームページを簡単に作れるワードプレステーマをサーバー利用にプラスして4万円で購入できるプランがあります。サーバー契約してすぐにワードプレスの管理画面から編集できるよ!という内容ですが、気をつけたいのが、サイトの細かい修正や画像の差し替えなどは自分で行うという点です。

あくまでサイトベースに4万円という意味な訳ですね。しかし、このワードプレステーマどこかで見たことあるような…?

実はカゴヤが展開するワードプレステーマ

CPIのホームページスタートプランで販売されているワードプレステーマは、カゴヤサーバーで展開しているワードプレステーマでした!本家は2万9700円(税込)ですので1万円以上安いですね。

カゴヤワードプレステーマ
https://www.kagoya.jp/wordpress/

つまり、これから事業立ち上げでホームページを欲しいという方は、CPIのホームページスタートプランを選ぶのではなく、カゴヤサーバーで用意したほうが安くかつ、サイトの品質保証までついているのでおすすめです。

経験上、ワードプレステーマは制作元の制作環境(サーバー)の方が安定した稼働が見込めるよ!カゴヤには専用のサポートサービスもあるしね。

対応できないWEB制作会社も少なくない

やはりサーバーシェア率はエックス、ロリポップ、さくらの順で多いので、多くの企業がそれらのサーバーを利用している確率は非常に高いです。大規模サイトの制作対応が少ないWEB制作会社ではせっかくのスマートリリースを満足に活用できないこともしばしば。

制作会社も使ったことのない機能でリスクを被るのも御免ですし…。

CPIでの活用例がネットの備忘録で少ないのも、対応が難しいと言われてしまう要因の一つでもあります。CPIのメリットは多いですが、それを十分に発揮できるWEB制作会社が多いというわけでもない点に留意が必要です。

CPIが対応できるCMSは何がある?

https://www.cpi.ad.jp/verified_application/

CPIはワードプレスやECcubeといったメジャーCMSの最新版はもちろん取り扱いが可能です。その他にもMovableTypeなども対応可能。以下に利用できるバージョンをまとめているので参考にご覧ください。

WordPress■ 5.5.3 CMSインストーラー
PHP 7.4 / MySQL 5.7
■ 5.9.2
PHP 7.4 / MySQL 5.7
EC-CUBE■ 3.0.17 CMSインストーラー
PHP 7.1 / MySQL 5.7
■ 3.0.18
PHP 7.1 / MySQL 5.7
■ 4.1.2
PHP 7.4 / MySQL 5.7
Movable Type■ 7 r.5005
Perl 5.28 / MySQL 5.7
PowerCMS■ 6.00 エンタープライズ版
PHP 7.4 / Perl 5.30 / MySQL 5.7
Drupal■ 9.3.9
PHP 8.0 / MySQL 5.7
Concrete CMS■ 9.0.2
PHP 7.4 / MySQL 5.7
a-blog cms■ 3.0.7
PHP 8.0 / MySQL 5.7
baserCMS■ 4.5.6
PHP 7.4 / MySQL 5.7 / PostgreSQL 9.5
参考:https://www.cpi.ad.jp/verified_application/

CPIレンタルサーバーの総合評価

CPIレンタルサーバーはWEBサイトへの意識の強い企業を十分にフォローできる手頃なレンタルサーバーと言えます。もちろん、より規模の大きいサイトはマネージド専用サーバーを利用する必要が出てきます。

対応してきた実績もしっかり公表されており、その企業との対応背景や事例をサイト内で確認できるのも非常に信頼があると言えます。現状のサイト規模(情報量だけでなく、ブランド価値も含む)が大きくなり今のサーバーでは不安が残るという方に是非おすすめのサーバーです。

逆に、これからホームページを立ち上げるようなWEBリテラシーが低めの方はシェア率の高いエックスサーバーやロリポップ!、さくらサーバーの方が費用対効果としては大きいでしょう。

低コスト安定重視ならXサーバー

エックスサーバー

先述してチラチラと紹介に出したXサーバー。稼働は古く老舗に分類される知名度も利用ユーザー数も圧倒的なレンタルサーバーです。

WEBサーバーのシェア率

1位エックスサーバー、2位ロリポップ、3位さくらのレンタルサーバー

日本ウェブホスティングのマーケットシェア

2022年時点の日本シェアではNo1にエックスサーバーが来るほど。1000円ほどで安定的なパフォーマンス、サイト表示速度を発揮できるのでコスパに優れています。エックスサーバーにして損をした声は聞きませんが、エックスサーバーにしておけばよかったという後悔の声はよく聞きます。

安さ重視ならロリポップ!

ロリポップ!サーバーも2022年国内シェア率がNo2と実績のあるレンタルサーバー。リリースも古く老舗サーバーに並びます。古くからあることを感じさせないアップデートを繰り返し、サイト表示速度も十分。

さらに価格は500円台と業界最安レベルで、まさにコスパ最強と言えるサーバーです。Xサーバーと同様に利用者が多いため、サーバー設定のトラブルなどのノウハウや備忘録がWEB上に溢れているのも推せるポイント。安かろう悪かろうではなく、高品質・超低価格を実現しているのでランニングコストを抑えたい人にはうってつけです。

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この記事を書いた人

「生活に役立つ」をコンセプトに様々な商品・サービスの最適解をお届け。独自に設けた基準から比較評価をし、ユーザーにより良いモノを選んでもらえる体験ができるよう毎日掲載情報の精度向上に向け更新・執筆をしています。

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