レンタルサーバーを選ぶ際に値段の安さで候補に上がってくるのが「ConoHaWING」と「ロリポップ!」でしょう。両サーバー共に500円台から利用できますが、契約年数によってそれはまた変動します。
レンタルサーバーは安いから良いというわけでもなく、サイト表示速度や管理画面などの使い勝手、接続の安定性なども考慮しなくてはいけません。本記事では「さくらのレンタルサーバー」と「ロリポップ!」を比較してどっちが良いか紹介していますので参考にご覧下さい。
ConoHaWINGとロリポップを簡易比較
ロリポップ スタンダード | ロリポップ ハイスピード | ConoHaWING | |
---|---|---|---|
初期費用 | 1,650円 | 0円 | 0円 |
月額費用 1年契約 | 660円 | 825円 | 901円 |
初年度 利用料 | 9,570円 | 9,900円 | 10,812円 |
月額費用 2年契約 | 550円 | 770円 | 851円 |
初年度 利用料 | 8,250円 | 9,240円 | 10,212円 |
月額費用 3年契約 | 440円 | 550円 | 687円 |
初年度 利用料 | 6,930円 | 6,600円 | 8,244円 |
メール 使い勝手 | メルマガあり 快適性◎ | メルマガあり 快適性◎ | メルマガなし 快適性△ |
プラン | 後から グレードアップできる | – | 後から プラン変更できない |
サイト 表示速度 |
料金を比較すると安さではConoHaサーバーではロリポップにはやはり敵わないといったところ。また、メルマガ配信機能といったオプションに差は生じています。
といってもサイトの要となるサイト表示速度はConoHaの方が優位なため、SEO対策を意識している方はConoHaWINGを使った方がおすすめと言えます。
ConoHaWINGとロリポップの比較:料金
初期費用はかかる?
ロリポップ!はハイスピードプラン未満のプランでは初期費用1650円が発生します。その一方でCnoHaWINGではどのプランも初期費用はかかりません。
更新頻度の少ないホームページを作る場合は、月額費用の安いライトプランを選びがちです。しかし、短期契約で比べるとハイスピードプラントほぼ変わらないので短期的な利用をする場合はハイスピードプランを選んでしまった方がサイトの状態とも合わせてコスパは良いでしょう。
長期的なランニングコストはどっちが安い?
ロリポップ スタンダード | ロリポップ ハイスピード | ConoHaWING | |
---|---|---|---|
初期費用 | 1,650円 | 0円 | 0円 |
月額費用 1ヶ月契約の場合 | 880円 | 1,320円 | ‐ |
月額費用 3ヶ月契約の場合 | 3,960円 | 3,630円 | 3,630円 |
月額費用 6ヶ月契約の場合 | 5,940円 | 5,940円 | 6,600円 |
月額費用 1年契約の場合 | 9,570円 | 9,900円 | 10,812円 |
月額費用 2年契約の場合 | 14,850円 | 18,480円 | 20,424円 |
月額費用 3年契約の場合 | 17,490円 | 19,800円 | 24,732円 |
それぞれのプランを料金比較すると「ロリポップのライトプラン」が圧倒的に安いことが分かります。
ロリポップのスタンダードとハイスピードプランを比較すると短期的に見てハイスピードプランの方がお得です。長期的に見れば2000円ほど差がありますが、その分サイト表示パフォーマンスが優れているのでSEOを意識するならハイスピードプランの方がコスパが良いことが分かります。
料金比較まとめ
- 速さ重視ならConoHaWINGで決まり
- ロリポップを使うならハイスピードプランがコスパ良し
ConoHaWINGとロリポップの比較:シェア率
ロリポップ!は国内シェアNo2の実績を持つ
1位エックスサーバー、2位ロリポップ、3位さくらのレンタルサーバー
日本ウェブホスティングのマーケットシェア
日本ウェブホスティングのマーケットシェアではロリポップがConoHaWINGよりも利用者が多いようです。ただ、ConoHaWINGもメキメキとユーザー数を増やしているのも事実。
ConoHaWINGとロリポップの比較:初心者の使い勝手
直感的な操作なら「ConoHaWING」
ConoHaWINGの管理画面はこんな感じ。サイト管理の部分でワードプレスの立ち上げやSSL設定など全て行うことができます。WordPressの設定も難しい設定はなく簡単にデータベースが用意されるので初心者でも扱いやすいです。
予めテーマの購入をしておくことでワードプレスのテーマインストールも一貫して行うことも可能です。(ConoHa取扱のテーマのみインストール機能が使えます。)無料のブログテーマもあるのでブロガーには始めやすくおすすめです!
ロリポップは管理画面が古い
ロリポップの管理画面はConoHaWINGと比べるとUIが悪く、どこに何があるのか一目で分かりづらいです。ただ、ワードプレスの簡単インストール機能はもちろん、初期設定時からブログを書くことができる人気テーマ「COCOON」をインストールができるのでブログを始めたい方にはおすすめ。
使い勝手まとめ
- ロリポップもConoHaもブロガーが使いやすい
- 管理画面が整っているのはConoHa
ConoHaとロリポップの比較:メール機能
項目 | スタンダード | ハイスピード | ConoHaWING |
---|---|---|---|
メールアドレス 登録数 | 500件まで | 500件まで | 無制限 |
メールマガジン機能 | 登録数:10件 1件あたり500件まで | 登録数:10件 1件あたり500件まで | なし |
メール送信数制限 | 1,000送信/時間 10,000送信/日 | 1,000送信/時間 10,000送信/日 | 非公開 |
ロリポップにはメルマガ配信機能あり
ロリポップサーバーではサーバー側でメルマガ配信をする機能がついています。顧客アドレスを持っているショップや企業はお知らせを定期的に行うことが可能になるので非常に便利。
一方でさくらのレンタルサーバーにはメルマガ配信機能はないので、メルマガ配信を行いたい方は別の方法を用意しなくてはいけません。
メールアドレスの発行上限はConoHaWINGが優勢
ロリポップは多機能ですが、メールアドレスの登録は1アドレスにつき500件までとなっています。よほどの大企業でない限り上限に達することはない数字ですよね。一方でConoHaWINGは上限を設けていません。
メール機能まとめ
- 大量のメールアドレスを使用するならConoHaWING
- メルマガ配信したいならロリポップ!
ConoHaWINGとロリポップの比較:サイト表示速度
サイト表示速度は大差なし
ロリポップはハイスピードプランのパフォーマンスになります。ConoHaと比べるとかなりの差があることが分かりました。SEO対策を意識している人からすればConoHaを選ぶべきと言えます。
サイト表示速度まとめ
- 早いのはConoHaWING
さくらサーバーとロリポップの比較:サポート
土日祝日・指定日は電話対応なし(ロリポップ)
ロリポップは電話サポート対応が平日9:30〜13:00、14:00〜17:30で対応してくれます。サーバーの使い方を調べた上でもわからない場合は電話することで解決することができます。
サポートは土日祝がお休み
ConoHaWING(コノハウィング)は土日祝しっかり休みます!ということで大型連休などは何かあっても対応してもらえないという結構痛手となるデメリットを抱えています。
そのため、企業でのレンタルはあまり推奨できないと言えますね。学生や個人ブロガーはそこまで社会的リスクがないのであまり気にならないかもしれませんが…。会社のHPを作る、会社の収入源となるメディアサイトを展開するといった場合はあまりおすすめできないかもしれませんね。
無料お試しができない
ConoHaWING(コノハウィング)は他のサーバーと比較して、10日間無料お試しができないので実際のスピード感などは契約後でないと把握できません。
もし、エックスサーバーやロリポップサーバーのように10日間無料利用ができるのであればサイト表示速度がどれくらいになるのかテストサイトをアップロードして実体験で計測もできますよね。それができないので口コミ頼りなのがデメリットでしょうか。
サポートまとめ
- ConoHaWINGは土日祝はしっかり休む
- ロリポップは平日営業日なら電話対応可
- WEB初心者はお試しもできるロリポップの方が安心できる
まとめ:結局どっちが良い?
料金を重視するならロリポップ
ただ、ホームページが欲しいだけというレベルであればロリポップのライトプランで十分足ります。また、駆け出しでSEOはガツガツでなく、やはりコスト重視というのであればロリポップで完結させるのが良いでしょう。
SEOを重視するならConoHaWING
本記事ではConoHaWINGとロリポップサーバーを比較紹介している為、コスパが良くないように見えてしまいますが、ConoHaWINGの機能性を考えるとコスパは良いサーバーです。
SEOにも強いとされるWordPressテーマを安く購入出来る特典も魅力的です。しかし、それよりもサイト表示速度のパフォーマンスが良いことが一番ではないでしょうか。