CORESERVERのデメリットが多い?表示速度を実際に使って検証

CORESERVERのデメリットが多い?表示速度を実際に使って検証

コアサーバーはGMO系列の老舗に分類されるレンタルサーバーです。多くのプランがあり、利用している企業や個人もそこそこ多い印象を受けます。

ただ、人気といえばエックスサーバーやさくらのレンタルサーバー、ロリポップが圧倒的なので実際のところの使用感なども分からない人も多いのでは?本記事では実際にコアサーバーを使用してみた感想から初心者でも使いやすいのか?サイト表示速度は本当にハイスピードなのかについて言及していますので参考にご覧ください。

目次

コアサーバーの料金体系の実態

V1とV2プランでスペックも料金も異なる

コアサーバーはV1プランとV2プランでスペックも料金も大きく異なります。V1プランからV2プランに変更することはできず、それぞれプラン内のアップデートまで対応となります。

それぞれでSSDに対応していますが、V2プランのサーバーはNVMeSSDなので、V1のSSDよりも性能を引き出すことができます。

V2プランは初期費用が1650円かかります。

本当に220円や390円で利用ができるのか?

最安料金の適用は12ヶ月契約もしくは36ヶ月契約が必要です

V1プランの最安値でサーバーを利用する場合は12ヶ月の契約が必要になります。また、V2プランの最安値でサーバーを利用したい場合は36ヶ月の契約が必要になります。

サーバーの1カ月以上の利用契約場合、事前に一括で支払う必要があるため、毎月支払いにするといったことができません。毎月支払いはサブスクリプション契約となり、料金は一番高くなってしまいます。

V2プランは実質月額費用が異なる

CORE-XCORE-YCORE-Z
初期費用1650円1,650円1650円
12カ月 総額
12カ月
総額
7,986円11,946円27,786円
12カ月
実質月額
約665円約1,127円約2,315円
24カ月 総額
24カ月
総額
13,002円20,922円52,602円
24カ月
実質月額
約541円約871円約2,191円
36カ月 総額
36カ月
総額
15,690円26,490円73,290円
36カ月
実質月額
約435円約735円約2,035円

V2プランでは1650円の初期費用が発生します。しかし、サイトの月額費用にはその金額が含まれていません。そのため、総額については自身で計算する必要があります。上記は初期費用を含めた実際の月額費用になります。それぞれ約50円〜200円ほどの金額が変わってきます。

コアサーバーの料金最適解

V2プランCORE-Xが一番コスパ良し

V2プラン
CORE-X
V1プラン
CORE-A
初期費用1650円0円
12カ月
総額
6,336円5,280円
ドメイン取得
(.jpの場合)
02,035円
ドメイン更新費
(.jpの場合)
03,124円
12カ月
実質月額
7,986円
(月額665円)
10,439円
(月額869円)
24カ月比較13,002
(月額542円)
18,843円
(月額785円)
36ヶ月比較15,690円
(月額435円)
27,247円
(月額757円)

V2プランでは.jpを含む独自ドメインが無料で使える特典がついてきます。年間で3000円もお得になり、さらにV2プランは36ヶ月契約になると月額費用もさらに安くなります。

一方でV1プランは12ヶ月ごとの契約になるため、長期利用する場合はコスト高になってしまいます。

.comを利用した場合でも1年利用ならV1プランのCORE-Aが若干安いですが、2年目に突入するとV2プランCORE-Xの方がコスパが良くなります。プラン変更は効かないので契約のし直しという面倒な状態になるため、最初からV2プランを選ぶ方が賢明です。

また、先でも紹介したようにV2プランではNVMeSSDを採用しているのでサイト表示速度のパフォーマンスも大きくことなります。料金とSEO対策の面からもV2を選ぶ方が良いです。

初期費用0円や月額費用の安さ表記に惑わされないように注意

コアサーバーを実際に使って感じるデメリット

管理画面が分かりづらい

CORE SERVER

レンタルサーバー多くはダッシュボードを開いた時点でワードプレスの簡単インストールの案内があったりしますが、コアサーバーにそのような案内はありません。

また、「ウェブ」が主な管理画面になると思いきやサブドメインのセットアップしかありません。直感的とはほど遠いので初心者の方はワードプレスでブログを始めたいのに始められないということも起きえるでしょう。

CORE SERVER

ワードプレスのインストールがしづらい

コアサーバーではワードプレスの使用が問題なくできます。しかし、インストールまでが分かりづらいというのが正直なところ。ワードプレスのインストールは「ツール」からアプリケーションを選んで初めてインストールができる仕様となっています。

CORE SERVER管理画面

さまざまなアプリケーションの中からワードプレスを選んでインストールに進めることでワードプレス管理画面を取得することができます。

これ、初めてサーバー関係を触る人には難しいかも…

サイト表示速度は最速を得られず

コアサーバー
表示速度テスト
PC版
89
スマホ版
70
ConoHaWING
表示速度テスト
PC版
98
スマホ版
84

表示速度は小規模〜大規模サイト及び、ブログ・コーポーレートサイトの組み合わせで複数サイトを計測。pagespeedinsightの点数を平均で出したものになります。計測時間帯、計測日は全て同一です。

コアサーバーで最も人気の「CORE-Y」をページスピードインサイトで調べると、速度違反レベルのハイスピードと言いながらも人気のレンタルサーバーConoHaWINGと比べるとかなり数値がズレているのが分かりました。これで比べるとConoHaは違反を通り越して何?といった感じです。

conohaバナー

その他デメリットを感じる口コミ

コアサーバーを利用する上でのメリット

まずは無料で30日間試せる

コアサーバーは30日間の無料お試しが行えます。クレジットカード登録などの必要はなく、バリュードメインのアカウントを作成後(無料)コアサーバーのプラン各種に申し込みが行えるようになります。完全無料なため、実際の使用感やサイトパフォーマンスを見てから契約するのも一つの手です。

また、本契約も続けて行えるため、サーバー移行をしたい方はこの無料期間を利用すれば他サーバーとの重複契約によるコストを抑えることもできます。

料金が超安くランニングコストを抑えられる

必要最低限のホームページの準備、メールの開通だけで良いというレベルであればミニマムプランで事足ります。先述したように使いづらさやSEO対策で不利という点はありますが、ミニマムプランの料金は12カ月契約で1カ月220円で利用できてしまいます。

220円でサーバーを利用できるというのは数あるレンタルサーバーの中でも指折りです。また、安すぎると逆に品質が悪くなることを考えると安い料金帯の中ではかなり良いスペックです。

WEBにランニングコストはかけてられねぇ!という事業主さんにはピッタリかも

送信メールが迷惑メールに分類されづらい

メルマガ営業者は必見

コアサーバーV2プランはKDIM認証を設定することができます。KDIM認証とは「DomainKeys Identified Mail」の略称でなりすましメールや迷惑メールでないことを証明することができる仕組みを意味します。

ターゲットとなるお客さんがフリーメールなどを使っていると迷惑メールに分類されることは珍しくありません。業務の一環にメールマーケティングがある場合は非常に役立つ機能です。V1プランにはなくV2プランのみ設定できるのでメルマガ配信などを考えている会社さんには非常におすすめです。

コアサーバーはおすすめか?どんな人が使うべき?

SEO対策を意識するならおすすめしない

SEO対策を考慮してサーバーを選ぶ多くの基準が「表示速度」だと思います。その一面だけで見ると今回良いパフォーマンス結果を得られなかったため、おすすめはできません。

コスパを意識するなら他サーバーも視野に

人によってコスパの基準がいくつか分かれるので以下の表にしてみました。

SEO対策を意識する
SEO対策を意識しない
ブログなど更新頻度高め
ワードプレスを使えれば良い
メール営業を多くする

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この記事を書いた人

某月間億PVのメディアサイトで4年間SEOライターとして修行を重ね、その後WEB制作会社で営業経験を経てWEBディレクターとして活動。その後WEBマーケターの領域でコンテンツを問わず広告を回しています。趣味はサイトごとのコンテンツ作成とディレクション。

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