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大塚商会サーバー「アルファメール」がおすすめできない5つの理由と評判

レンタルサーバー

大塚商会といえば複合機やプリンタ〜といったシステム機器の販売をしていますが、その抱き合わせでレンタルサーバー「アルファメール」の提供も行なっています。

中小企業さんが利用している率が非常に高く、個人ブロガーやアフィリエイターさんからすれば、「大塚商会もサーバーやってんだ」くらいにしか思わないかもしれません。

本記事では実際にWEBディレクターとして多くの中小企業さんのHP制作の携わってきた経験から大塚商会のサーバーをおすすめできない理由を紹介していきます。乗り換えるべきかを検討している方は参考にご覧ください。

目次

おすすめできない理由①「サーバーのスペックは低い」

ワードプレス要件を満たしていない

昨今の企業ホームページのほとんどはワードプレスを利用して作られています。中にはMovabletypeなど他のCMSは多くありますが、WEB制作会社がまだまだワードプレスでサイトを制作している以上、ワードプレス要件に見合うレンタルサーバーを選ぶのが無難といえます。

一方で大塚商会サーバーの環境要件は以下の通り

phpバージョン7.2.x
MariaDB10.0.35
Perlの対応バージョン5.24.0
Rubyの対応バージョン2.0.0
Pythonの対応バージョン2.7.5

ワードプレスに必要な要件

phpバージョン7.4以上
MySQL5.7以上
MariaDB10.3以上

phpとMySQL、MariaDBがあれば動作できます。それ以下のphpバージョンでも作動はできますが、一部プラグイン(追加機能)が利用できなかったり、サイトの脆弱性を晒すことになるのでセキュリティ上危険です。

おすすめできない理由②「SSLが有料」

現在多くのレンタルサーバーが存在しますが、そのほとんどが独自SSLが無料で利用する事ができます。確かにSSL証明書にもグレードがあり、より強固なものほど利用料がかかり、料金も高いです。

しかし、一般的ないわゆる名刺代わり程度のホームページなら独自SSLで十分と言えます。

そもそもSSLとは?必要なのか?

SSLというのはホームページのURL「http://」を「https://」というようにhttps化することを指します。この「s」がついているだけでサイトデータの改竄、問い合わせ情報の漏洩、フィッシングサイトとのすり替えといった危険性から守ってもらえます。

うちのサイトは誰も見ていないし、別にいいよ

と思う担当者の方もいるかもしれません。というよりいろんなお客様を相手にしてきましたが、そのように言う企業担当は本当にたくさんいます。しかし、SSL化しないデメリットはこれだけではありません。

上記のようにSSL化していないホームページはクリックしてサイトすら表示されないという事も発生します。(中には”今は表示されている”というサイトももちろん存在します。)このような状態になるとワードプレスサイトだとログインもできないといったことも起きえるので注意が必要です。

うちのサイト見れなくなって困っている。どうにかならないかな?

というようにあれほど警告したのに「困ってから言う」という担当者の方も多かったです。困った時にどうにかする場合、工数が余計かかるので移管費などが余計にかかる場合もあります。

大塚商会はSSLに1年間で56,540円(税込)かかる

大塚商会ではお客様が証明局から取得されたSSLサーバー証明書をご利用いただけます。との記載がありますが、大塚商会のレンタルサーバーを契約している人が、SSLサーバー証明書を自身で取得できるとは思えません。

従って、大塚商会でSSLを付与する場合、証明書を取得する必要があり、知識がない場合はSSLサーバー証明書の取得代行を大塚商会に頼まなければなりません。それが最初の料金(6380円(税込)〜)になります。

SSLサーバー証明書は1年に1度取得・更新が必要になります。

利用するのに月額4180円(税込)かかる

さて、上記で約6,000円ほどで申請や設定代行をしてもらったら終わりではありません。SSLの利用は月額4,180円(税込)発生します。年間換算すると50,160円となり非常にコスト高です。

5万円もあれば、大塚商会サーバーよりも格段にグレードの高いレンタルサーバーを5年くらい使い続けられることになります。(もちろん独自SSL対応込)

おすすめできない理由④「利用料金が高い」

初期費用5000円
月額基本料金2800円

月額2800円は正直かなり高いです。サーバーのスペック的にも営業費がゴリゴリに乗っている感が否めません。月額基本料金という記載なので、おそらく他のサービスと抱き合わせ契約の際にサーバー費が安くなったりなど、配分が変わることはあるかもしれませんが、それにしても基本料金2800円は高いです。

法人でも利用できるレンタルサーバーは約500円といったものも多いため、見直す価値は十分にあります。(電話サポやメールサポ、チャットサポなども完備)

おすすめできない理由⑤「良い口コミがない」

制作会社からするとみんな「あっ察し」案件なのは共通認識のようです。ワードプレス最新バージョンにする際に高確率で不具合が起きるので保守費も高くなりがちです。

他のレンタルサーバーでは変えたことによってサイト表示速度が上がった!コスト安になって快適といった声が見られますが、大塚商会サーバーではそのような口コミはないに等しいです。他口コミサイトを除いてもハード機器の対応は良いが、サーバーは別ですといった声で溢れています。

大塚商会サーバー以外におすすめの人気レンタルサーバー

さて、大塚商会サーバー以外で使えるレンタルサーバーについて気になるところでしょう。ここでは法人にもおすすめできるコスパの良いサーバーを紹介していきます。是非参考にご覧ください。

さくらのレンタルサーバー

さくらサーバー評価

法人で乗り換え率の高いレンタルサーバーとして人気のあるサーバーです。月額契約でも524円と料金が安く、3年間のまとめ契約だと月額425円(3年間の総額15300円)とさらに激安です。

日本のサーバーシェア率は2022年時点で3位と実績も厚く、稼働年数も20年以上です。サーバーのアップデートも多く最新のphp、データベース、サイトの表示高速化、無料SSL対応などユーザーの利便性に長けています。

おすすめはスタンダード

スタンダードプランの料金
毎月払い月額524円
12ヶ月一括5,238円(月額437円)
24ヶ月一括10,312円(月額430円)
36ヶ月一括15,279円(月額425円)

さくらのレンタルサーバーのおすすめプランはスタンダードです。さらに安いライトがありますが、ワードプレスが使えません。メールのみ使いたいのであればライトを選ぶことになりますが、あまりない例なのでスタンダードが一般的です。

ロリポップ

ロリポップ

ロリポップの利用者の多いレンタルサーバーです。(さくらのレンタルサーバーよりもシェア率は高い)月額220円〜550円ほどのレンジでサーバーを利用することもでき、ランニングコストを抑えるのに向いています。

名前的にこのサーバーは大丈夫だろうかと思ってしまいますが、大手GMOが20年以上運営している老舗サーバーです。さらに最新のPHPバージョンなども取り扱えるだけでなく、サイト表示パフォーマンスの改善も常に行われています。

おすすめはハイスピード

ハイスピードプランの料金
毎月払い月額880円
12ヶ月一括7,920円(月額660円)
24ヶ月一括13,200円(月額550円)
36ヶ月一括15,840円(月額440円)

おすすめはハイスピードプランです。金額こそライトやスタンダードに劣りますが、サイト表示速度パフォーマンスが良いこと加え、12ヶ月契約ならドメインの利用料が無料。さらに初期費用もかからないとあってWEBに割くランニングコストを総合してかなり抑えることが可能です。

エックスサーバー

エックスサーバー

サイト表示速度は他のレンタルサーバーと比較しても圧倒的にパフォーマンスの良いサーバーです。トラブルも非常に少なく、エックスサーバーに選んで後悔はないものの、選ばなかった後悔はあると言っても過言ではありません。サーバーシェア率はロリポップ、さくらを抑えて毎年一位になっています。

運営のサポートも充実しているほか、サーバーの使い方に関するHowto記事もネットに多く転がっているので使い勝手が非常に優れています。

おすすめはスタンダード

スタンダードプランの料金
3ヶ月一括3,960円(月額1,320円)
6ヶ月一括7,260円(月額1,210円)
12ヶ月一括10,560円(月額880円)
24ヶ月一括18,792円(月額783円)
36ヶ月一括24,948円(月額693円)
9月15日18:00までのキャンペーン価格を適応

大きいサイトを運営していなければスタンダードで十分です。1ヶ月ごとの料金契約はできず、ミニマムでも3ヶ月契約となります。スペックが高いため料金も他よりも若干高めです。しかし、2年もしくは3年契約にすることでランニングコストを大きく抑えることができます。

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この記事を書いた人

「生活に役立つ」をコンセプトに様々な商品・サービスの最適解をお届け。独自に設けた基準から比較評価をし、ユーザーにより良いモノを選んでもらえる体験ができるよう毎日掲載情報の精度向上に向け更新・執筆をしています。

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