本記事はテラリウムにおすすめの用土について紹介しております。主な内容としてはソイルの種類やそれぞれの特徴、テラリウムにおいて良い用土と良くない用土とは?という内容を紹介しています。テラリウム初心者の方は参考にご覧ください。
- テラリウムに合う良い条件
- テラリウムに合わない悪い条件
- おすすめのソイル(商品)
テラリウムにおすすめの土(ソイル)の条件は?
栄養が豊富ではない土
テラリウムで育成するのは主に苔やシダといった栄養をそこまで必要としない植物たち。また、ケース内の容量も少ないため、栄養素が多すぎると藻などが発生しやすく汚い意味で緑に染まってしまうことがあります。
枯葉などが混入しない土
テラリウムは小さな閉鎖的環境で管理することになるので枯葉などの分解されていない有機物を含んだ土を使うとカビが生えてしまう原因となります。カビが生えれば苔類も腐ってしまったり傷んでしまうことがあるのでなるべく土(ソイル)だけで形成されたものを選ぶのが良いでしょう。
水分保持をしやすいソイルが良い
ソイルとは土を焼いて固めたものを指します。粒状の土とも言われますが、テラリウム、パルダリウム、アクアリウムでよく使われる土がソイルにあたります。
ソイルは水分を含みやすく、乾燥に強い傾向にありますが、一定時間を過ぎると乾燥するちょうど良い水捌けを体現できます。苔やシダなどテラリウムに使う植物は常に湿っている環境を好む植物ばかりなので水分保持をしやすく、適度に水捌けのあるソイルを選ぶのがベストです。
テラリウムにおすすめしない土は?
土系(腐葉土など)
ソイル(土を焼いて固めたもの)以外は基本的に向いていないと思って良いでしょう。自然感を取り入れたく現地の土を踏まえて水槽内でその環境を再現するといったことも可能ですが、初心者には管理面など踏まえて難しいのでおすすめはできません。
用土の種類
JUN プラチナソイル
主にアクアリウムで使われるソイル。吸着性ソイルと呼ばれ過剰な栄養素を吸収し保持する力があります。ソイル自体の栄養があまりないので藻の発生といったコントロールがしやすいのが特徴。水分を与え過ぎると表面状がカビてしまうことがありますが、磁石で吸い寄せて除去すればなんら問題ありません。
苔テラリウムの土 700ml JUN
冒頭で紹介したプラチナソイルを手がけるJUNからもテラリウム専用ソイルが出ています。プラチナソイルよりも水捌けが強い印象でテラリウムを本格的に行うならこちらの方が良いでしょう。取り扱っているショップはまちまちではありますが、容量も初めて見るには丁度良い量。初心者の方にはおすすめなソイルです。
GEXエキゾテラ テラリウムソイル
アクアメーカーGEXが手がけるテラリウム向けソイル。pHを中性〜弱酸性にしやすく植物の成長に適した環境を作りやすいです。バクテリア配合なのでテラリウムで爬虫類を飼育する場合もフンや食べ残しを分解してくれる優秀なソイル。
ボタニカルソイル
ボタニカルソイルは植物の育成にフォーカスを当てて作られたソイル。アクアリウム用ソイルで言うとスーパーパウダータイプ(最も細かい粒)に近い小ささで細かな砂をいじっているような感覚になります。栄養も適度に含まれており、かつ水分保持もするため、ガジュマルのような観葉植物も育成がしやすく、テラリウムの扱える植物用途が広がるでしょう。
コケリウムブレンド ソイル
赤玉土、バーミキュライト、ピートモス、くん炭を配合したブレンドソイル。水捌けと保湿性のバランスにこだわったソイルでテラリウムにするに”丁度良い土”です。冒頭で紹介したソイルよりも細かく扱いやすいのが特徴。
テラリウムにおすすめのソイルは?まとめ!
腐葉土などはNG!ソイルを選ぼう!
慣れてくればいろんな土で挑戦し、研究するのも面白いでしょう。ただ、初心者の方が「始めるぞ!」という心持ちでソイル以外に手を出すのはこれからを楽しむ意味ではおすすめできません!
ソイル一択で良いでしょう。また、ソイルの方がボトルに入れた際に綺麗に見えるという側面もあります。
ソイルはどこに売ってるの?
テラリウム用の土はソイル。それを覚えていただけて嬉しいです!ですが、そんな聞き馴染みのないソイルってどこに売っているの?と思う方も多いでしょう。
ソイルはアクアショップや爬虫類ペットショップ、テラリウム専門店で販売されています。ジャンルとしてはこの界隈は共通事項が多いので「テラリウムにおすすめの商品はありますか?」と聞けばそのお店でベストなものを教えてくれるでしょう。
周りにお店がない場合は上記の商品から選ぶのもよし、楽天やアマゾンなどで「テラリウム+ソイル」と検索すればレビューも併せて出てくるのでそちらで購入しましょう。