瞬間冷却パックは急な怪我や発熱時、熱中症や熱射病になった時に応急処置で活躍するアイテム。冷却効果持続時間は商品によって異なるので物によっては暑さ対策としてフェスやイベントといった場面でも手軽に利用できます。
瞬間冷却パックは繰り返し使えるものや氷点下まで一気に冷えるものなど様々あるのでシーンによって選ぶのがベスト。本記事では瞬間冷却パックを効果的かつ効率的に使うために、選び方やシーン別、人気商品を紹介していきます!普段の防災常備グッズとして長期保管も行えるクールレスキューなど紹介しています。
瞬間冷却パックの選び方・シーンによって違う!
怪我や救急キットは氷点下レベルが理想
怪我をした時に緊急対応に瞬間冷却パックが必要になる場合は、炎症をできるだけ短時間で抑える必要があるので、氷点下まで下がるものがおすすめです。
パッケージに氷点下の記載があるものが無難ですが、表記がなく確認が取れない場合は「尿素」を含んだ瞬間冷却パックを選ぶようにしましょう。瞬間冷却パック自体の効果は短いものは30分、長いもので90分程度。さらにこの設定時間は室温30度での計測である場合がほとんどで、炎天下の中では効果はもう少し短くなります。
アイシングすることを考慮すると環境によって効果が左右されるので満足な治療ができない場合があります。冷やした後はすぐに病院や専門医に診断してもらうようにしましょう。
野外フェスなどレジャーシーンは長時間
夏場はロッキンなど様々な野外フェスが開催されていますね。また、バーベキューやキャンプ、登山などレジャーシーンと熱中症は表裏一体。暑さ対策で瞬間冷却パックを常時使いたい場合は90分以上持続効果が期待できるものを選びましょう。
瞬間冷却パック自体が温度差によって汗をかいてしまうのでタオルなど巻けるものと一緒に使うと快適です。冷却パックと首掛けファンなど使えば無敵です!
災害など備蓄用は保管期間(使用期限)に注目
災害時の救急セットとして瞬間冷却パックを備蓄しておきたい場合は、保存期間が長持ちするものを選びましょう。商品によっては長期保存できないので注意下さいと表記があります。
長いものは3年ほど。缶詰などの一部保存食も3年単位で賞味期限を迎えるものがあるので、時期が迫ったら合わせて交換しましょう。瞬間冷却パックを保管する場合はわかりやすくマジックで消費期限を書いておくと良いです。
瞬間冷却パックおすすめ人気ランキング9選
「最近冷たくな〜い?」ドン・ピエール!!
1番おすすめ!
マイナス15度まで下がる氷点下タイプの瞬間冷却パック。持続時間も50分と長いので怪我や発熱の応急処置からレジャーまであらゆるシーンに適応できます。1個あたりの単価も100円前後とリーズナブル。5個からという小ロット購入ができるのでイベント前にちょっと欲しいという方にもピッタリ。
クイックフリーズ クールレスキュー
どんなシーンでも使える!
冷却時間 | 50分 | ||||
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保管期間 | 3年 | ||||
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14cm×23cmの大判サイズで30度室温でも90分持続するという脅威的な瞬間冷却パック。もはや簡易的なアイス枕と言っても良いでしょう。保存期間も3年と長く災害や救急セットの一つとしておすすめです。1個あたり300円ほどになるため、消費が激しい部活動やクラブ活動、レジャー活動で常備するのはコスパが悪いです。
たたくと冷える 携帯用冷却パック 紀陽除虫菊
シンプルなデザインが良い!
冷却時間 | 50分 | ||||
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保管期間 | 3年 | ||||
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1個あたり100円で50分持続する瞬間冷却パック。10個からという小ロットで購入できるのでイベント用、災害用、スポーツの救急用として分けてストックすることができますね。(保管期間が3年間というのも良い)パッケージデザインもシンプルでどんなシーンでも使いやすいのが嬉しいポイント。
くま瞬間冷却パック ミニサイズ
緊急用にいくつか持っておきたい
持続時間は30分と瞬間冷却パックの中では短い部類に入る商品。サイズは小さいので持ち運びに便利。スポーツシーンやレジャーシーンで怪我の応急処置に使う用としておすすめ。フェスなどの長時間外におり、涼むために使うという場合は持続時間も短いため、おすすめできません。
瞬間冷却パック(最低ロット数72個)
イベンターにおすすめ!
1個あたり52円と格安で尚且つ縦15cm、横12cmと他の瞬間冷却パックと比べても大きいので身体を冷やすのに最適解な商品。72個入りのロットでの購入になるため、個人で買うのは多すぎます。イベントで販売する用として購入したり、部活やクラブといったチームへの差し入れとしておすすめ。余った分は来年用としても良いかもしれませんね。
叩いてすぐ冷える!瞬間冷却パック ひえっぺ
1個単価は20円程度の激安瞬間冷却パック。25度の室温使用で20分程度しか持たないため、急な怪我の一時的なアイシングにしかなりません。アイシングは10分〜15分は冷やしておきたいので、1回使い捨て程度に捉えておきましょう。
おでかけやイベント、災害時での使用はほぼ効果が見込めないのでおすすめしません。部活やクラブ活動などの救急セットとして用意しておくというのがベストな使い道。
携帯用冷却パック 速攻冷却(氷点下)
冷却時間 | 50分 | ||||
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保管期間 | 3年 | ||||
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1個あたり100円で氷点下までガッツリ冷える冷却パック。まさに商品説明通り、怪我や発熱といった応急処置やレジャーや災害対策グッズにうってつけ。大きさも17cmなどで汎用性が高いです。サイズも大きめなので使い終わった後は冷凍庫に入れて保冷剤として再利用することもできます。
急速冷却パック クイックフリーズ ミニ
冷却時間 | 50分 | ||||
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保管期間 | 3年 | ||||
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クイックフリーズレスキューを販売するサンケイ商事の商品です。17cmタイプと標準でレジャーや怪我・発熱などの応急処置、災害対策グッズとして持ち運び管理が便利な瞬間冷却パックです。個別購入で1個あたり100円前後なので必要に応じて数を揃えたい人におすすめ。
叩いて即冷感!瞬間冷却パック
イベンター向け商品
冷却時間 | 40分 | ||||
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保管期間 | 3年 | ||||
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18cmサイズの冷却パックが1個あたり52円ほどで購入できてしまいますが、ロット数は180個からなのでイベンター向けの商品と言えます。持続時間も40分ほどとイベントで配ったり、バラ売りすることを考えるとちょうどサイズと言えます。
瞬間冷却パックを効果的に使う方法
体温を下げるなら動脈を冷やそう
体温を下げるなら血管の太い動脈を冷やすのが一番効率的です。おでこに置くよりも首筋を冷やすのがベストです。また、脇の下も効果的ですので高熱が出た時は両脇に挟んで体温を冷やしてあげるというのも手段の一つです。
タオルやハンカチを巻いて負担軽減も
冷却パックは温度差によって汗をかくので手が濡れてしまったり、当てる部位に付着する水分と汗が混じってただれてしまう人も。タオルやハンカチなどを巻くことでそのような不快感を拭うことができます。特に日差しが強いところではその水分によって日焼けを誘発してしまうので、タオルやハンカチを巻いて使ったほうが良いでしょう。
再利用できるか?冷凍庫に入れて良い物はあるのか?
瞬間冷却パックは基本的に内容物を混合して反応が起きる冷却効果を利用するもの。そのような機能を復活させることはできません。ただ、使用した冷却パックは冷凍庫に入れておけば保冷剤として使用することができます。
アイシングの効果的な行い方
冷たいが感じなくなるまで冷やす!
怪我をした時に行うアイシングは「冷たい、気持ち良い」だけでは本当の炎症を抑えることができません。気分的な気持ちさでは炎症を抑えられないので怪我の悪化進行を遅らせることができません。
まずは炎症を大きく抑えるために「冷やしすぎて痛い」という痛覚から「何も感じなくなった」というレベルまで一気に冷やすことが重要になります。
アイシングは15分冷却、15分休むを繰り返す
アイシングの冷却時間は15分〜20分が理想とされています。かなり苦に感じますが、その分炎症を抑えることができるので回復力を増すことが狙えます。アイシングを根気よく行うことで怪我からの復帰が早くなるので耐えましょう。
15分行ったら15分休む、もう一度15分冷やして15分休むというのを全部で最低でも3回は繰り返したいところ。後半は冷やしても大して冷たくないと感じることでしょう。アイシング後は湿布などをし栄養を取って睡眠をよくとりましょう。
瞬間冷却パックはクールレスキューでない限り何個も消費することになるので、一回目が終わったタイミングで氷嚢などを使ったほうが良いでしょう。
瞬間冷却パックの使用上の注意点
ペットへの使用は危険
暑さ対策のために瞬間冷却パックをそのままペットに耐えるのは非常に危険です。急速冷却によって肌に炎症をきたすだけでなく、噛んでしまった際に液体を誤飲してしまう恐れもあります。ペットには冷却パックは危険なので与えないようにしましょう。